就寝をサポート
介護の中で就寝介助というものがあります。就寝介助、こちらは、就寝時に介助してあげることになります。ベッドや布団の端座位を確保したり、起き上がる、寝る際に手伝う、ベッドから移動をする際に手伝ったりすることを言います。
就寝介助は寝るまでのことも含まれるので布団を敷いてあげる、ベッドを寝るように準備してあげることなども該当します。足を下ろして座った姿勢をとってあげる必要がありますし、横向きの姿勢が自分でできない人はその介助もしてあげなければいけません。
夜中に一度も目を覚まさない人はいいのですが、夜中に何度か目を覚ましてトイレに行くこともありますので、就寝介助は何度も1日のうちに行うこともあります。
21時に就寝するとして、21時の時点で1回就寝介助をします。その後1時にトイレで目が覚めれば起床介助をしてあげて、その上で排泄介助へと続きます。そして部屋に戻ってきたらもう一度就寝介助をします。トイレにおきる回数が多ければ多いほど、何度も1日のうちに就寝介助をすることになりますので、そのことは理解しておいたほうがいいでしょう。
事故のないように安全面には要注意
就寝介助、介護度によっても違いがありますが、自力で起き上がることや、自力で横になることができない人もいると思いますので、その際は起き上がりのコツなどもありますから、知っておくとスムーズに就寝介助ができます。就寝介助をする時間帯というのはだいたい夜です。
電気をつけた状態でできる場合ばかりとは限りませんので、暗がりの中での就寝介助になることもあります。その際必ず安全を確保して転倒による事故などにつながらないように見守る必要があります。
そして夜中の排泄介助は、お互いに眠っていた状態からおきて移動をしますので、昼間に移動をする、排泄介助をするときよりも、さまざまな能力が低下していることが考えられますので、昼間以上に気を引き締めて介助する必要がありますし、安全面には十分に気をつける必要があります。就寝介助については後ほど別枠で床ずれをしないために注意することについてもまとめています。
・床ずれしないために
・ベッドの選び方
寝たきりになっている人は同じ姿勢ばかりとっていると床ずれになってしまいますので注意しなければいけないのです。そして介護用ベッドの選び方についても紹介しているので参考にしてみてください。
介護用ベッドはしっかりと合うものを選ばなければ、介護する側もされる側も負担が大きくなることもあるのです。ベッドの選び方ひとつでスムーズに介助してもらえることもありますので介護ベッドの選び方はきちんと選んだほうがいいでしょう。