相談することが大切

介護の心得でも紹介しましたが、介護を無理なく続けるためには相談できる相手や相談できるサービスを利用することが大事です。介護の悩みは人それぞれ違いがあると思いますが、相談しにくいこともあるかもしれません。こんなことを相談したら自分が小さい人間に思われるのではないかと思ってしまうナイーブな相談内容もあるかもしれませんね。

介護の悩みや相談で軽く笑いながら話せることなどほとんどありません。どうしても介護をしている人にとってはその内容は重くのしかかってきますし、それが日々の悩みとしてストレスにまで発展することもあるかもしれません。

介護の悩みを抱えていてそれを身近な人に相談したところで、やはり介護を同じく経験している人でなければわからないこともありますし、介護の知識がある人でなければわからないこともあるでしょう。

介護をしている人にとって相談できる場所があると気持ちも楽になりますし、日々の介護も無理なく続けることができると思います。介護の相談は、市区町村の介護関係の窓口に相談をすることもできますし、介護を受けている人にケアマネージャーがついていると思いますので、ケアマネージャーに相談をするのもいいでしょう。

とにかく一人で悩んでいること、一人で抱え込んでいることだけはよくありません。一人で介護を抱え込んでいていいことなどひとつもないのです。介護を無理なく長続きさせようと思ったら相談ができる場所を確保しておくことが大事です。

電話相談やインターネットでも

相談をわざわざするほどでもないという人や、相談をする場所へ行く時間がない人は電話相談でもいいですね。介護の悩みを聞いてくれる電話相談窓口などもありますので、そちらを利用してみると少しは気持ちも軽くなるのではないでしょうか。

また今はインターネットも普及していることもあり、インターネットの掲示板を書くというのもいいかもしれません。

掲示板はいろいろな種類がありますが、同じように介護をしていて、何か悩みを抱えている人が同じように悩みを書き込みしていることもありますし、その悩みや疑問に対して介護をしている人からアドバイスや経験談を聞かせてもらえることもあります。

人が質問していることを見るだけでも参考になりますし、話を聞いてもらいたければ自分で書き込みをしてもいいですから、介護をしているときに悩みを抱えたら、必ず誰かに相談する、悩みを聞いてもらうことが大事です。それだけで気持ちが楽になります。