負担を最小限に
これから介護をする人も、現在介護をしている人も、介護をする予定があるという人も、介護の心構えを知っておくことで無理なく介護を続けることができるでしょう。介護を受ける人のために介護をする人は日々動くわけですが、介護者の心身の負担を軽減させることも介護にはとても大切なことなのです。
後ほど詳しく別枠で紹介しますが、介護の悩みを一人で抱えないようにすることも大事な心構えの1つです。一人ですべてを抱え込んでしまおうとするととても大変です。利用することができるサービスがあるなら最大限利用していきましょう。サービスを利用することは悪いことでも楽をしていることでもないのです。
介護を人に任せて楽をしているように思われるのではないかと思っているのなら、それは間違いです。介護を受ける人だって、介護をしてくれる人が、心身に負担を抱えながら辛そうに介護をしているのなら介護はする必要ないと感じてしまうでしょう。お互いが気持ちよく介護生活をともにするためには、利用できるサービスを利用することで深深の負担を軽減させることが大事なのです。
・相談する相手を
介護はこれから始める人も、介護ベテラン者であっても、何かしら小さな悩みから大きな悩みまで、悩みはつき物です。そして介護は誰もが経験していることではありませんので、誰もが初心者を迎える日がきます。そんなときに介護に対しての疑問を相談することができる人が身近にいるでしょうか。
身近な人を探してもいいですが、地域包括支援センターなど、公的な相談窓口などもありますので、そういったところに相談をして、一人でとにかく介護を抱え込まないことが大事です。
無理をしない介護を
日々の介護に疲れている人は無理をしているのかもしれません。無理をしない介護を目指すことも心得といて覚えておきましょう。きっと無理をして疲れている人は心にゆとりをもてていないはずですが、介護をしている人に必要なのはゆとりです。
介護はいつまで続くのかわかりませんので、日々ゆとりを持って接しておかないと何年もこの先介護と付き合っていくことになることもあるでしょう。そして一人で抱えて込んでいては絶対にあなた自身がだめになってしまいます。
要介護者はいつまでも昔のままではありませんから、介護度が上がっていくこともあります。無理をさせてはいけませんし、だからといって一人ですべてを抱えてしまうのもよくありません。とにかく自分ひとりで介護をするのではなく、みんなで、地域で介護をしていくという余裕ある気持ちを持つことが大事です。