工夫方法について
介護食の工夫についてここでは見ていきます。
高齢者で介護が必要な人は普通の食事ができませんから食事にも工夫が必要です。
食べやすく、それでいておいしく食事をすることができるための工夫が必要なのです。
食の介護というのは体の機能が衰えたり、障害を抱えている人にとっては生命を維持することとしても重要ですが、やはり楽しみの1つでもありますから、楽しく、そしておいしく食べられることが大事です。
介護食が必要な人は咀嚼が難しい人は十分にかむことができません。
また飲み込むことが難しい人もいます。食事の介護が必要な人のケースはさまざまなので、それぞれにあった介護食を工夫しなければいけません。
そして人として尊重してあげなければいけませんし温かい気持ちでいつも接してあげることが大事です。介護食を作る際のポイントとしては自立心を持たせて上げられるようにするためにも、できるだけ自分でご飯を食べられるように解除してあげます。
そして残っている体の機能を使いながら工夫して食事ができるメニュー、調理の工夫が必要ですし、食べやすくするための食事器具も用意してあげる必要があります。
手作り、市販されている自助具を使うとスムーズに食べることができます。
御箸でも少しの力で食べることができるおはしなどもありますので、これを使うといいでしょう。
食位置
食べる人に食事を口に運ぶ際は、食べる人と同じ目線であげることが大事です。
そして食べる人のスピードも見ながら食事介助をします。要望や意見などを聞きながらコミュニケーションもとりましょう。
食事の形態にはいろいろあり、刻み食の人はペーストにしたりゴマ粒程度のみじん切りが基本です。
5mm角からの人は一口大までカットします。
そしてミキサー食の人はやわらかく煮た料理をミキサーにかけて流動食にします。
とろみがついていれば普通の料理も食べることができるという人もいますので、その場合は刻み食や汁物にとろみをつけてあげます。
ご飯も白米をそのまま炊いたものでは食べられないようになってくると思いますので、その場合は、おかゆにしてあげると食べやすくなります。
八分粥、全粥など形状がありますので、それぞれにあわせて作ってあげましょう。
基本的には飲み込みやすい料理にするためにやわらかさに変化をつけます。
とろみにしたりゼリー状にすると食べやすいのが特徴です。
舌、喉につきやすいものやのどにつかえてしまうようなものは避けたほうがいいでしょう。
誤嚥につながります。